花火大会の由来とは🎆
日本の夏の風物詩といえば花火大会ですね。夜空を彩る鮮やかな花火は夏の風物詩です。遠くでドーンと鳴る花火特有の音が聞こえるだけで夏を感じられますよね。日本では夏場に花火大会が集中しており、お盆を挟んだ前後には毎週のように全国で花火大会が開催されます。そんな日本の夏空を彩る「花火」は世界的に見てもとてもクオリティが高く、日本の花火は世界で一番美しいとも言われているぐらい技術の高いものが多いんですよ。
◎そのそも、花火大会の由来とは
手持ち花火のようなものはもっと古くからありましたが、花火大会で観るような打ち上げ花火は、江戸時代に隅田川で開催された水上祭がはじまりとされています。
当時、長雨や冷夏の影響により、飢饉や疫病で多くの死者が出ていました。当時はこのような飢饉などの災厄は悪霊の仕業と考えられており、悪霊退散と大飢饉で犠牲となった人々の慰霊とを祈願し花火を打ち揚げたことがはじまりとされています。
そういった背景から、現代でも花火には灯籠流しなどと同様に鎮魂の意味が込められています。花火大会が先祖や亡くなった人達の霊が帰ってくるとされるお盆の時期に集中しているのはこうしたことに由来していると言われています。
現代の花火はどんどん進化を重ねており、当時には出せなかった色合いも出せるようになってきました。花火の色は、江戸時代にはオレンジ色しか出せませんでした。それが、明治時代には赤や青が増え、現在はレモンイエローや水色、ピンクなどの中間色も加わって11色も表現できるようになりました。
遠い昔から思いを繋いでいる花火✨
皆さまはどんな思いを馳せて観られるのでしょうか✨
夜空の花火に使われている色が何色あるのか、ぜひ数えてみてくださいね🌈